3月18日:サービスの無償提供継続について

家族の対応2(児童対応の中期)

いつまでも自由にさせてよいのか

 1つ前の記事で学校に行けなくなった児童の状況を受け入れる完全受容期のお話をしました。

いつまで不登校を続けてよいのか?

完全受容期を理解した保護者方からこんな質問がありました。

状況を受け入れる完全受容期については理解できても、いつまでも自由にさせてよいのか不安になります。

その期間の見定めは子どもによって違います。

しっかりと休んで一緒に遊ぶだけで、翌日から登校してしまうこともあります。

逆に、登校はしないが自転車で出てどこかに行って帰ってくるなど、自分なりに活動を始めるようになることもあります。

学校に登校できることが不登校の解決では決してありません。
再登校は一つの選択肢ですが、目的ではありません。
あくまでも目的は自分らしく歩き出すことです。

不登校期間中の過ごし方

完全受容期のあとは規律ある生活を進めることが大切です。

例えば「朝は7時に起きる」「きちんと食事を摂る」など、生活基盤を整えることです。

毎日、どのように過ごすか自分で決めてもらいましょう

 この時に、もう一つ大切なことがあります。1日をどのように過ごすかを自分で決めることです。

お家の方と相談しながらでも構いません。朝起きて食事をしたら、「犬の散歩」「庭の掃除」「好きな図工で絵を描く」「本を読む」など午前中にしてみたい予定を組んでみましょう。それ予定を組むことができたら、午後は自由な時間・・・時間を決めてゲームをするのもいいですね。

これも子どもが自分でルールを決めることが大切です。無理な計画でなくできる計画を考えてみましょう。この計画を学校の先生にも知らせて、応援してもらうのもいいかもしれません。

この時期を規範的受容期と言います。自分で決めたことを実行することで自信が少しずつ出てくるように、周りはできたことを認めてあげましょう。

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